『いわきサイコーです!!〜LET'S GO TO いわき〜』
2011年5月6日(金)、7日(土)に開催された、ライブイベントの情報サイトです。


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  • 2013.01.24 Thursday
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いわきサイコーです前夜

あっという間に時間が過ぎて
あしたはついにいわきに出発です。

はじめはこんなことになるなんてぜんぜん思いませんでした。

まさか、東京からシャトルバスを出すなんて
まさか、こんなにたくさんのミュージシャンが来てくれるなんて
ぜんぜん思いませんでした。

でも思いついたことは、ほんとになんだってできるんだ。
ぼくがわくわくしたのと、同じようにわくわくしてくれたみなさん
ほんとうにありがとうございます。
みなさんのおかげで「いわきサイコーです!!」が実現しそうです。


3.11以来、いろんな価値観がひっくり返ったり、より強くなったり。
ぼくはいままで大事だと思っていたものがすべてなくなってしまった、
あるいはいつなくなってもおかしくないものなんだと感じました。

そしてあたりまえだと思っていたバンドや、家族さえも、
もう一度、ほんとに大事なんだろうか?と考えざるをえませんでした。

結果、ぼくがいままで大事だと思っていたものは
やっぱり大事なものだと思いました。
ぼくは前にもましてわくわくすることが好きです。

「いわきサイコーです!!」は誰かのためというより
自分が勝手におもしろがっていたからここまで準備して来れたんだと思います。
それを一緒におもしろがってくれる人がいるような気がして
それをいわきの友達がよろこんでくれるような気がして。

このイベントに参加してくれた人が
この大きすぎる震災を自分のサイズに捉えなおせたらいいなと思います。
テレビに映る大勢の被災者のために何かできないかと悩むよりも
ほんのちょっとでも会ったことのある人のために想像力を働かせられたらいいなと思います。
自分の地図に自分の字で福島の地名を書き加えられたらいいなと思います。


いわきソニックに直接渡すためのえこひいき募金も
おかげさまで4万円を越えました。
各地でぼくに気持ちをたくしてくれたみなさん
あしたしっかり渡してきますからね。
ほんとうにありがとうございました!

今夜はゆっくり眠ります。
おやすみなさい。





みんな ちゃんと ここにいる

先日、一足先に家族でいわきに行ってきたときの妻の日記を紹介します。
いわきのみんな、ほんとに予想以上に元気で、
きっとみんな逆に勇気付けられるんじゃないかと思います。
では以下、nelco-webより転載。
=================

この前の23日、いわきに行ってきました。
いま、まさやが企画しているイベント「いわきサイコーです!!」の下見を兼ねて、SONICでのライブを観て、いわきの友だちの元気な顔が見れたらいいな、と思って。
午後になってから、突然決めて家族みんなで向かったので、結局三ヶ田くんのライブには間に合わなかったんだけど…

高速道路を走っているとき、土砂降りの雨が止んで、青空に虹も見えて、晴れ晴れとした気持ちになりながら進んだ。
でもまた土砂降りになったり、変な天気。

どきどきしながら向かったけど、19時半頃いわきに着いて、最初に見たいわきの町中は、お店も飲食店も普通に開いていた。お客さんも普通に入っていて、雨の中犬の散歩をしている人、歩いている人も傘差していなかったり。マスクもしていなかったり。
それがいいか悪いかはひとまず置いといて、とにかくそのぐらい、至って普通に見えました。
うちのあたりは節電で、夜はコンビニは外看板みんな消えてるから、普通についてるのを久々に見た。

SONICに着いて、元気そうな三ヶ田くんが出迎えてくれた。
子どもたちが雨に濡れないように、気遣ってくれた。あんまりよくないみたいだからね、って。
でも、知久さんが、ガイガーカウンターを持参して放射線量を測ってみたら、数値は東京とほとんど変わらなかったらしい。
いわきは強い海風に助けられているとのこと。

SONICに入ると、ちょうどタテさんのライブ中。
お客さんには子連れの方もいました。うちの子どもたちも、吸い込まれるように聴いていました。
タテさんのうたは、ぜんぶ祈りみたいだったなあ。
うたが終わって、拍手するというよりも、厳かにお辞儀したくなるような感じでした。

客席最前列に大場くんの姿を見つけて、しまの顔が満面の笑みになった。
(注:しまの初恋は2歳のとき、相手は大場くんだと、わたしは認定してます・笑)
転換のとき、もじもじしているしまと一緒に近づいていった。
びっくりうれしそうな笑顔になった大場くんを見たとき、いわきに来てよかったと思った。

そして、知久さんのライブ。
なんか、すごくすごくよかったよ。さすがだなあ。どのうたもぜんぶ。
中でも、うたの一節、「みんなちゃんとここにいる」が、心に残って響いた。
それから、「雲のむこうの宇宙はいつもお天気」ね。
ほんとに、その通りだと思ったよ。
いま、わたしたちの目の前にある、雲のむこうもきっとお天気だよね。

ライブが終わり、ほんとは日帰りのつもりだったんだけど、大場くんのうちに泊めてもらうことにした。
まさやは打ち上げに行ったので、しまとじんたと大場くんのうちへ。

大場くんちは、平豊間というところにある。福島第一原発から50km弱、海から数百mの家。
津波は庭まで来たんだって。より海の近くにある病院が盾になって、家は助かったらしい。
防波堤が崩壊して、周辺の家もほとんど流されているから、もしも次に余震で津波が来たら、大場くんちも流されるかもしれないそうな。
ライフラインは、つい数日前にやっと復活したとのこと。夏まで無理との話だったから、復旧にいろんな人が随分急ピッチでがんばったんだろうな。すごい。
でも、まだ電話回線は復活していない。携帯電話の電波も、docomoは入らないみたい。
一番近くのコンビニが津波でなくなってしまったのが、とても不便だと言っていた。

家に近づくにつれて、町中の普通さから一転、テレビで見たような光景が飛び込んできた。
道路は地割れで段差ができていたり、道の脇には瓦礫の山、流された家…。言葉にするのが難しい。

大場くんちでは、奥さんのりえちゃんが出迎えてくれた。
まだ0歳の赤ちゃんと、3歳の子を抱えて、ほんとうに毎日大変だろうけど、りえちゃんも元気そうでよかった。
打ち上げを抜けてきたまさやと三ヶ田くんも途中で合流して、大場くんちでたくさん話した。

津波に巻き込まれた人たちの話、奇跡の生還の話、避難所でのこと、原発のことや、風評被害のこと、たくさん真面目に話していたのに、気がつくと脱線して、なぜそんな展開になったのか忘れたけど、ちょいちょい下ネタになっていた…!
ほんとに、すごいいい話もたくさんしたんだけどね。録音しておいて、みんなに聴かせればよかったと思うほど。
しかし、夜中にいっぱい笑ったなあ〜
余震も原発も津波も、まだまだ危ないときだけど、不思議とあまり怖くなかった。
そういう鈍感さが、身を守ってくれる時があるのかもしれない。

明け方まで話して、短い時間だけどグッスリ眠って、翌朝みんなで海の見えるところまで散歩した。
これも、もしいま余震と津波が来たら、逃げられない距離なんだけどね、なんて言われながら。

一見、無事そうに見える家も、外枠だけで中身は流されてしまっている。
テレビで見ていたから、ああ、ほんとにこうなんだね…、というふうに受け入れてしまうけど、なんの予備知識も無しにこれを見たら、相当ショックだし、怖かったろうな、と思った。
しかも、これでも重機が入って道路の瓦礫を取り除いたから、きれいになったんだって。最初は家の近くも通行止めで、通れない道路もたくさんあったらしい。
いまは一旦、作業も止まっている。一体元通りになるには、どのぐらいかかるんだろう。
海は荒れていて、砂浜も無くなっているらしかった。

りえちゃんが、瓦礫の中から赤ちゃんの写真を見つけて、拾い上げてよく見えるところに置き直したりしていた。誰かが探しに来たら、見つけやすいように、と。同じように、誰かが拾い上げたのかな? と思える様子で、民芸品の置物が不自然に置かれていたりもした。
そんな風に拾い上げて、近所の人の結婚指輪を見つけたんだって! 日付とイニシャルで、「ああ、誰々さんのだ〜」ってわかったとか。すごいよね…!

瓦礫の上に、もう花も咲いていたりしてね。
ちいさなミラクルとか、ちいさな希望とか、そういうのを積み重ねていくしかないんだろうな。

ひとまず、また6日に来るよ、ということで午前中のうちに帰宅しました。
いわきのみんな、ありがとう!!

「いわきサイコー!!〜LET'S GO TO いわき〜」

いろいろな縁がつながって、いまぼくは福島県いわき市でのライブを企画しています。

その名も「いわきサイコーです!!〜LET'S GO TO いわき〜」。

日にちは5月6日と7日の二日間。
日本全国のミュージシャンに参加を呼びかけています。
つまり、「いわきさ、行こう!」
ってこと。


会場のclubSONICいわきは福島第1原子力発電所から40キロほど離れたところにあります。

政府の発表した屋内待機の範囲が、原発から20キロから30キロなので、そのちょうど外側です。

そんなわけでいわきからはたくさん人がいなくなってしまったそうです。
様々な情報が飛びかう中、それでもまだいわきに残ってお店を開ける人、
一旦離れてまた帰って来た人、判断も様々に分かれているところです。

でもメディアでいろいろ言われているけどほんとうは何が起こっているのか?
正直言うとほんとうのことなんか分からなくてもいいから、いわきの友達がどんな顔しているのか見てきたい。
だからいわきに行きたい。
そして家に帰ってから、自分が感じたことをみんなに伝えたい。

この呼びかけにこたえてくれたミュージシャンがたくさんいます。ほんとにありがとうございます!
みんないろんな考えがあるし、危険なところに近づくことは確かだから、お願いして出てもらうんじゃなくて、ぼくの話を聴いて自分で決めてくれました。
もう少ししたら正式に発表するけど、ほんとに素晴らしいミュージシャンが集まりそうです!
乞うご期待!!

そしてミュージシャンだけじゃなくて、お客さんも全国から集まってほしい。
それにいろんな職業の人たち、例えばカメラマンとか、ライターの方が参加してくれたらすごくうれしい。

なんて考えたらわくわくして、じっとしていられなくなって、東京からバスをチャーターしようかとも考え中。

あんまり時間がないし、まだまだやることはたくさんあるけど、とにかくたのしいことがしたい。

原発に反対でも賛成でも無関心でもみんながたのしいことがしたい。
きっと家に帰ってからの日常が変わっているはず。

というわけで全国から出演者、参加者大募集!!

hirai@magazuro.com
までメールをください。


いわきソニック店長の三ケ田くんは、あぶらすましっていうバンドをやっているぼくの友達。

そんなものすごく個人的なつながりがきっかけで話が大きくなってきちゃったけど、世の中のすてきなことってたいていはそんなふうにはじまるものだよね。
みんな絶対に関係なくないはずなんだよ。

ラブ!!ミュージック!!

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最終更新日:2013/01/24

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